「指が入らない…」は、よく耳にする言葉ですが、硬く強ばったところに集中し押し込める方法だからだと思います。そして、実はこのやり方によって「コリ」⇒「強揉み」⇒「ひどいコリ」⇒「もっと強揉み」と悪循環に陥ります。
筋肉は、何層にも重なっています。例えば、肩のコリや痛みの多発地帯である肩甲骨と背骨の間は、浅いところから、僧帽筋(中部・下部)、大・小菱形筋、上後鋸筋、脊柱起立筋、…というように重層構造になっています。それらのどこに問題の原因があるのかを考えながら、関連する筋肉、神経、経絡など、さまざまな要素からのアプローチで、症状の軽減をはかるのが我々あん摩マッサージ指圧師の仕事です。
私の場合、患部を強く刺激するのではなく、たとえば、肩こりは腕への施術で解決します。この方が軽い力で高い効果が得られます。
また、痛みやコリを体の中から外へと、弾き、散らし、飛ばすようなイメージで施術していきます。
施術を受けられた皆様からは、「マッサージだけでこんなにスッキリするとは思わなかった」「軽い力なのに、奥まで効いた」などの評価をいただいています。
➡ 肩こり