肩こり、あるいは首こりが万病の元かどうか、私には分かりません。
でも、肩こり・首こりを解消することで、他の症状が改善された例をたくさん見てきました。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
今回は、肩こりと冷え性について、ご紹介します。
■ いわゆる「冷え性」は、自律神経の異常による典型的な症状です。
症状の現れ方は、人によって、上半身の熱感(ほてり、のぼせ)を伴う人、手足が冷たいだけの人、手は冷たくないが足だけ冷たい人、など様々です。
昔から冷え性は女性に多い症状です。女性は、男性に比べて首が細くて長く、なで肩で筋肉があまり発達していないため、首の筋肉が緊張しやすくなるようです。
首には筋肉や神経が密集していますが、中でも重要なのが自律神経です。体温や血圧の調節、呼吸・消化・代謝などをコントロールする自律神経には、緊張を促す交感神経とその反対のリラックスに向かう副交感神経の2種類があります。
首や肩の筋肉が緊張する=肩こりのとき、交感神経が興奮した状態になり、末梢の血管が収縮、つまり血流が悪くなって、冷えが起こります。
鍼灸マッサージの施術を行うことによって、副交感神経が優位になり、血流が良くなり、その結果、こりや痛みとともに、冷えが改善するわけです。
■ トーリでは、肩こり・首こり解消のために、肩や首ではなく、腕に鍼を刺すのが特徴です。鍼を刺してすぐに、冷たかった指先が温かくなる方もいらっしゃいます。
これから冷えがつらい季節です。肩こりと一緒に解消して、秋冬を快適に過ごしましょう。