続・経穴(ツボ)はどうやって決めるの? 

1010日の続きです。

   ☞「経穴(ツボ)はどうやって決めるの?」

 

 「天から降りてきた」ストーリーに従って施術を進めると、予期せぬご褒美があります。

 

施術が終わり、カルテの考察をしている時に、なぜそれらのツボが選ばれたのかが分かるのです。

 

 「あっ、そうか!」

 

 とても幸福な瞬間です!

 

Serendipity![セレンディピティ別のものを探しているときに、偶然に素晴らしい幸運に巡り合ったり、素晴らしいものを発見したりすることのできる、その人の持つ才能。【語源】イギリスの作家ホレス・ウォルポール(Horace Walpole)が1754年の書簡で使った造語。次々に予期せぬ発見をする"The Three Princes of Serendip"というペルシャの童話から作ったもの〜アルク英辞郎]

 

 直感的に出てきたと思っていたことが、実は経験に裏付けられたものだった(!)

 

 ここで、思い出すのが、私の愛読書 “Awakening Intuition” に出てくるエピソードです。著者Dr. Mona Lisa Schulzによると、最も直感に優れた人々がICU(集中治療室)の看護師で、彼女たちは、四六時中モニターやアラームが鳴る中で、どれが緊急で、どれがそうでもないかがわかるそうです。余りにも的中率が高いので、聞いてみたら、肩をすくめて「わからないけど、わかるんです」という答えが返ってきたというお話。

 

 「ひらめきは経験の蓄積に比例する」(茂木健一郎)ということですね。