人間関係が広い人ほど、感染症にかかりにくく、かかっても軽い症状で済むそうです。
友人が多い人は外に出る機会も多く、より多くの病原にさらされて、病気にかかりやすい、と思われがちです。
しかし、多くの研究で、「より多く、より良い人間関係」イコール「より多く、より良い白血球」、つまり、幅広い社会的交流が、感染症への抵抗力を強めている、ことが示されています。
ではなぜ、人との繫がりが少ないことが免疫力低下につながるのでしょう?
おそらく、孤独感や無力感によるストレスが副腎からストレス・ホルモンの一種ノルアドレナリンを分泌させ、その結果免疫システムを抑制するのだろうと考えられています。
私の周りでも、もうすぐ定年という人が増えてきました。
心身ともに健康で過ごすためには、ひきこもらずに、もっと外に出て、多くの人々とよい関係を築くことが重要だなあ、としみじみ思う年の暮れです。