それって本当に「優しい食べ物」ですか?

▲糖質+糖質の重い食事!
▲糖質+糖質の重い食事!

風邪やインフルエンザの季節なので、「消化が良い」、「抵抗力をつける」食べ物をどのように選んだら良いのかといった話を耳にします。

 

今日は「消化に良い」を検証します。

1)まず、よく登場するのが、お粥やうどんです。
温かくて、水分たっぷりなのは良いと思います。でも、私にとっては幼少の頃から、病気の時に「消化の良い」とされるうどんやお粥を食べると、胃がもたれた感じがあり、果たして「消化の良い」食べ物なのかと、疑問に思っていました。

一般的には、食べ物が胃の中にとどまる時間(胃滞留時間)の短いものが「消化の良い食べ物」と呼ばれています。肉や魚などのタンパク質は胃酸ですぐに消化されて小腸に送られますが、ご飯や麺類は胃酸で消化されず、より長時間胃の中に残ってしまいます。どちらかといえば、消化に悪い食べ物と言わざるをえません。

2)また、大根おろしが「胃に優しい」「疲れた胃を守る」食べ物という説がありますが、これにも異議を唱えたい!
昔から胃の弱い私です。周囲のすすめを素直に信じて食べたら、胃が焼け付く感じになり、かえって具合いが悪くなりました。私にとって大根おろしはかなりハードな食べ物で、健康なときでも、絶対に手を出しません。臭いも強烈ですし。

実際に食べてみた感覚が、一般的に言われていることと正反対なので、特異体質なのかと思ったりもしましたが、いろんな人々の話を聞いたり、本を読んだりしていると、「一般的に言われていること」や、いわゆる「常識」がそうでもないな、と思うことが多くなりました。

これからも、健康にまつわる「常識」や「神話」を検証していきたいと思います。