メディア・リテラシーという言葉は、皆さんも聞かれたことがあると思います。
2000年に岩波新書で『メディア・リテラシー』が出版され、イギリス、 アメリカ、カナダの学校でのメディア教育が紹介されていました。これは、メディア(情報媒体)の活用能力、つまり、公的機関、新聞・テレビ・ラジオなどのマスメディアを始め、書籍・雑誌などの出版物、インターネット、広告、口コミ、SNSなどの情報媒体から、必要な情報を引き出し、それが正しいかどうかを見抜き、活用する力のことをいいます。
今回のテーマとしたヘルス・リテラシーとは、健康に関する情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための能力を意味します。この能力をつけることで、健康的な生活習慣を確立し、最適な問題解決法や適切なサポートを得ることができます。
逆に、この能力が身につかないと、巷にあふれる「健康情報」に惑わされたり、自分にとって最適でない医療サービスを長期にわたって受け続けたり、というように健康面だけでなく、経済的にも大きな損失となります。
特に、日本においては、食べ物だけでなく、薬や健康食品、サプリメントについても、あまり内容を知ろうとしないで摂取する傾向にあると思います。「専門家」にすすめられたから、とか、有名人がCMに出ているから、というような理由で口に入れる前に、踏み止まって、果たして安全なのか、自分にとって最適なのか、調べてみてはいかがでしょうか?
これからも、トーリの使命:ヘルシー・エイジングの実現のために、ヘルス・リテラシー向上と健康長寿に役立つ情報を皆様とシェアしていきます。