患者さんの生理周期は鍼灸マッサージ施術上、不可欠な情報です。
肩こり、腰痛、肥満など、一見生理とは関係なさそうな症状でも、生理周期を無視しては、最適な施術はできない、と考えています。
「一番最近の生理はいつでしたか？」と聞くと、
「○日前に終わりました」、「先週終わりました」、「あと●日くらいで始まります」というように答える方が少なくありません。
残念ながら、このような情報は正確さに欠けるので、あまり役に立ちません。
生理についての教育が不十分なのではないかと感じます。
生理周期とは何かを理解し、自分の生理周期を正しく把握することは、妊娠や避妊のためだけでなく、女性としての健康を考える上で重要です。
生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの日数を生理周期といいます。
例：4月23日から生理が始まったら、この日を1日目と数えます。そして、27日（5日目）に終わったら、今回の生理期間は5日間です。
次の生理が始まった日が、5月23日とすると、その前日5月22日（30日目）までの日数、つまり、30日が生理周期となります。
この「何日目」という数字はすべての基本となりますから、日頃から手帳に記録しておくことをおすすめします(現在はスマートフォンで記録可能なアプリもありますね)。
次回は、「生理周期が30日だったけど、これって生理不順？」について考察します。
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