■本日のブログ、第2弾です。
トーリのウェブサイトでは、「素早く正確な刺針」と書いています。
修業時代、経穴に早く正確に針を刺せるように、徹底的に鍛えられました。
スピードに関しては、別の機会にお話することにして、今回は正確に刺さなければならない理由をご説明します。
鍼治療では、精度が高くなくても、それなりに効果は出るので、「経穴の位置は大体でいい」と公言する方もおられます。
しかし、精度によって、施術の効果に明らかな違いが出ます。修業時代の話ですが、患者さんを一目見た院長から、「鍼、効いてないよ!経穴がずれてる!」と厳しい指摘が飛んできました。前回の施術の質を見抜かれているのでした。
例えば、4つの経穴(A, B, C, D)を使って施術する場合、すべてがピタッと経穴に命中すれば、数字で表すと
1×1×1×1=1 となり、100%の効果が期待できます。
しかし、刺針の精度がそれぞれ8割だとすると、
0.8×0.8×0.8×0.8=0.4096 となって、約40%の効果しか期待できない、ということになるわけです。
院長のスパルタ教育のおかげで、結果を出せるようになりましたが、さらに精度が上がるよう、今後も100%を目標に、鍼をしていきます。
はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)
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