トーリは、身体の不調に悩む、働く女性のための鍼灸マッサージ院です。施設や環境、施術方針や応対など、要所に女性の視点で配慮しています。
私自身、体調不良に苦しんだ時期があり、さまざまなところに通いました。そうした中で、患者として、不快・不便・不安に感じたことがたくさんありましたので、開業にあたっては、そうした要素のない、快適に施術を受けられる場所にしていこうと決意したのでした。
例えば、
(1) 使い捨ての鍼を使い捨てにする。
多くの治療院が「当院は使い捨ての鍼を使用しています」とうたっています。でも、使い捨ての鍼を使うことと、それを使い捨てにすることとは違います。(使い捨てでない鍼は、どのような処理をしていても私は嫌です)
私が、他の鍼灸院に行くのをためらう理由の一つが、「実際のところは、行ってみなければわからないし、見えないところでどのような使い方をしているかわからなくて不安」になるということです。
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(2) 着替えを用意する。
着替えがないと、洋服がしわになる、Tシャツなど引っ張られて型くずれする心配がある、施術中汗をかくことがある、など、極めて不快になります。
(3) 着替え、タオル、シーツ、毛布などのリネン類は一度使った物は洗う。
これも、自分が患者さんの立場になったらわかることです。嫌なものは嫌なのです。
といったように、トーリの当たり前とは、「院長の私がされたくないことは、患者さんにはしない」というシンプルなものです。