足のむくみには、リンパより静脈、そして、鍼!

夏は、熱中症対策もあって、水分摂取量が増える傾向にあります。そのため、足のむくみがひどくなり、靴擦れも多くなってバンドエイドの出番が増えますね(素足にサンダル、という要素もありますが…)。

むくみとともに、足が重だるい、疲れる、つっぱるなどの症状が現れ、足にとって、夏はつらい時期と言えます。

ところで、むくみとは何でしょう?
むくみ(浮腫)とは、細胞間質液と血液の圧力バランスが崩れて、細胞間質液が増加して腫れた状態と定義されます。

人体には、約11リットルの細胞間質液があり、細胞へ栄養素と酸素を運び、細胞から老廃物や二酸化炭素を運び去る働きをしています。

間質液の循環は、静脈とリンパ系が担当し、80〜90%は静脈から、残りの10〜20%がリンパ系から吸収されています。

ということで、静脈に着目した方が、効果的と言えます。

静脈の循環を改善するには、第二の心臓と言われる、ふくらはぎの筋ポンプをうまく働かせることです。その際、足首を動かすことが重要です。

鍼治療では、ふくらはぎの経穴(ツボ)に鍼を刺して、しばらく置いておくだけでもむくみが改善されますが、パルス(鍼電極低周波)治療を併せて行うとさらに効果的です。

私自身もよく使いますが、施術後、むくみが減るだけでなく、重だるさや疲労感がなくなって、足がスッキリ軽くなるのを実感します。

是非、一度お試し下さい。



はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)

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