下腹部(骨盤部)痛の原因の一つとして、骨盤内うっ血症候群が考えられます。
骨盤部に痛みがあるにもかかわらず、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、骨盤内感染症などの症状がみられない場合に疑われるとのことです。
生理痛は、プロスタグランジンによって、子宮の収縮、子宮への血流減少、子宮内の痛みの感受性増強が原因と言われています。
これに対して、骨盤内うっ血症候群は、骨盤内の血流が停滞することで痛みが起きるものです。
生理中以外でも、重苦しい下腹部痛、腰痛など、生理痛とよく似た症状がみられるようです。
このような、うっ血・末梢の循環障害は、鍼灸医学では「瘀血」とよばれ、古くから治療法も確立しており、特に効果が期待できる症状の一つとなっています。
下腹部痛でつらい日々を送っている方は、是非鍼灸をお試し下さい。
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