3月28日の記事「下痢にも便秘にも効く経穴(ツボ)」の続きです。
患者さんの体質やその時々の状態によって使う経穴は異なります。トーリでは下痢や便秘の治療でも、手足の経穴がメインですが、腹部の経穴「大横:だいおう」や「天枢:てんすう」もよく使います。どちらもおへその両脇に位置しています。
鍼灸の経穴は、機能が亢進したときは抑制し、低下したときは促進する、というように「中庸」になるように調節してくれます。
先日、友人から紹介された『丁先生、漢方って、おもしろいです。』(丁宗鐵/南伸坊 朝日新聞出版)を読んでいたら、生薬の「大黄:だいおう」のことが書かれていました。
この生薬も、下痢にも便秘にも効くそうです。大黄成分のレインアンスロンが、腸内の悪玉菌を抑え、腸内環境を整える作用があるとか。
経穴と生薬が同じ音で、漢字もよく似ているので、興味深い!と感じた次第です。
はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)
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